2011.12.30 房総暴走ツアーw 小湊鉄道&いすみ鉄道&銚子電鉄完乗の旅 [青春18きっぷの旅]
ご無沙汰ですみませんm(_ _)m ご訪問いただき有り難うございます。
ここのところ、業務多忙&PC不調が重なり、ブログの更新が滞っておりました。
「鉄活」も散発的でしたが、ここへ来て仕事のほうも落ち着いてきたので、
ぼちぼちアップして参りたいと思います。
で、今回は、昨年末のネタになってしまうのですが、房総日帰り編をアップさせていただきます。
古い話ですみません。。。
今回も毎度お馴染みのメンバー、S師団長・T連隊長・Z工作員とご一緒させていただきました。
さて、”房総暴走ツアー”と銘打ち、濃厚な私鉄を巡る旅のスタートは、小湊鉄道からです。
JR内房線五井駅のホームから跨線橋を渡り、小湊鉄道のホームへ。
キハ200形2連がお出迎えです。
昭和の匂いがプンプンと漂うディーゼルカー。素晴らしい。
JR側のホームに出入りする、綺麗で真新しいステンレス車両との対比が何とも滑稽です。
さっそく、ホームの端にある窓口で、小湊鉄道といすみ鉄道を通しで乗車できる
「房総横断記念乗車券」1,600円也を購入して乗車します。
列車のドアは、当然のように、手動です。が、ドアを引く取っ手が見当たらなくて
うろたえました…何と、取っ手は足元の方にありました。恐るべし、キハ200 (^^;)
9:22、五井駅を定刻どおり出発。
古めかしいディーゼルエンジンの、懐かしくて心地よいサウンドと、ほのかな軽油の匂い。
すると、自他とも認める情報通のZ工作員が、目を輝かせながら
「このエンジンは、DMHナニガシ型のウンヌンなんですよ!」と繰り返し解説しますが、
彼以外の我々一行は、そこまで深くないので軽く聞き流しますw
列車は、薄っぺらなバラスト軌道の上を、頼りなげに揺れながら走ります。
カーブを通過するときのレールと車輪の摩擦音も、妙に鈍い音がして、
なんだか侘しさが漂います。
冬の房総の、長閑で何も無い田園地帯を、ディーゼルエンジンの音も高らかに、
のんびりと列車は走ります。
途中、まるで昭和時代へタイムスリップしたような、
素晴らしいロケーションの駅舎に出会います。
地方民鉄の旅。それは、ノスタルジーへの旅とでも申しましょうか。
やがて、列車は平野部から山間部へと入り込み、終点の上総中野に10:31到着。
およそ1時間ちょっとの旅でした。
ここ、上総中野の駅は、いすみ鉄道との接続のある、言わばターミナル駅なのですが、
可愛らしい無人駅でした。駅前は…ダダっ広いだけで、閑散としています(^^)
間もなくして、いすみ鉄道200型気動車が単行で到着。
乗り換えの乗客の大半はレールファンのようで、皆、撮影に余念がありません。
さて、ここからはいすみ鉄道の旅です。10:43、上総中野を出発。
房総半島の外側、外房線の大原へと向かいます。
いすみ鉄道は、公募社長による経営再建をおこなっていることで有名ですね。
あるときは、700万円自腹で運転士募集、といったブっ飛びのニュースが世間を
賑わしたこともありましたが、ここの社長さん、かなりヤリ手のようで、
いすみ存続&再生に関して、さまざまな営業施策や地域連携策を繰り出し、その
手腕を発揮されているようです。大糸線のキハ52譲受も大きな目玉となりました。
列車の車内だけ見ても、いろいろな企画のPRポップやポスターが飾られており、
その尽力の痕跡が窺えます。
…あまりにも色々とペタペタ貼ってあるので、景色が見づらいよ…というのはご愛嬌(^^;)
12月30日の乗車なのに、まだクリスマス装飾だよ…というのは、これまたご愛嬌 (・∀・)
そういえば、車内では紙袋をぶら下げた不思議なオジサンが一人いました。
我々が「今日はキハ52は走っているかなぁ」という話をしていたところ、
横からいきなり、「今日は走っているよ」と、気さくに話しかけてきました。
また、他のお客さんにも、いろいろと話しかけていました。
「もうすぐ、こっち側の車窓を見ていれば、何かあるよ~」などと、思わせぶりに、
乗客一人一人に案内して回ったりしています。
そのおじさん、途中の駅で一人コソコソと降りて行ってしまいましたが、
どう見ても社員ではなさそうです。
いすみ鉄道の存続活動に積極的な地元のお世話焼き?といった感じでしょうか。
さらに、今度は隣に座っていた別のオバサンが、
「どこから来たの」とか、「あっちにお城が見えるよ」などと、
T連隊長にネットリ絡んできました(笑)
いすみ鉄道、恐るべし。事業者だけでなく、地元の利用者も一緒になって、
外から訪れる観光客を熱烈歓迎してくれます。
ちなみにT連隊長は、我々と鉄道旅行に出るたびに、おば様、あるいは、
お婆様世代の女性に絡まれています。何か、惹きつけるモノをお持ちなのでしょう。
「おばさんの相手はもうイヤだ」と嘆くT連隊長に、「おばさんだって、国鉄木原線(いすみ
鉄道の前身)が最盛期の頃は、可憐な女学生だったんです。もっと想像力を働かせて、
会話を楽しんでみてください。」とフォローしましたが、響きませんでした ('A`)
と、そんなくだらない話をしているうちに、交換駅に到着。
国鉄木原線時代の名残を思わせる、長くて広い構内&千鳥式の互い違いホームで、
下り列車と交換します。
さらに何駅か進むと、今度はキハ52と交換 (゚∀゚)
鉄道ファンだらけの車内は、キハ52の姿を見て色めき立ちました。
写真は、車内からのバックショットです。あの頃の大糸線が偲ばれます (´▽`)
およそ1時間弱で、いすみ鉄道の旅は終わりです。
大原到着、11:35。
ここからは、外房線~東金線~総武本線経由で、銚子へと向かいます。
途中、成東から銚子までの間は、特急しおさい号の普通列車に乗車。
恥ずかしながら、初めてE257に乗りました。
この区間のこの列車、18きっぷで乗れるのでお得です (・∀・)
JR銚子駅には、13:31到着。
いよいよ銚子電鉄に乗車です。
JRのホームの端に、申し訳程度の駅舎?が立っていました。しかも無人です。
ホームには桃鉄ラッピングのデハ1001が出発時刻を待っていました。
この電車には、某有名ツアー会社の団体客も同乗していたので、車内は満員御礼でした。
やはり銚電くらいになると、鉄道線自体がひとつの観光スポット扱いで、
バスツアーの行程に組まれるのですね。すごいことです。
13:40、銚子を発車。我々一行は、昼食のためにすぐ隣の仲ノ町駅で下車します。
下車の際に、「弧廻手形」(濡れ煎餅の試食券付き一日乗車券)620円を購入。
ところでここは、銚子電鉄の本社を兼ねる駅とのこと。この建物が本社…です。
うぅーん。。。ボクのお爺さんが生前に営んでいた、自転車屋のような雰囲気です。。。
自然と、「がんばれ、銚電!」と言いたくなります。
仲ノ町駅から徒歩10分程度のところに、地元銚子で有名な、安くて旨いカツカレーの
お店があるという情報を事前リサーチしていたので、「一心」という店を訪ねました。
昔からある、まちの食堂といった感じ。昼時を外した14時というのに、店内は満席でした。
店の外で待っていると、食べ終わって出てきたおじさんが、
「ここは安い。だから人気があるんだ。」と、五回くらい同じことを繰り返して、
この店の人気ぶりを力説してくれました ( ゚д゚)ポカーン
で、間もなくして入店。ボクとZ工作員はカツカレー大盛を注文。
確か、普通盛で470円くらい、大盛りでプラス100円くらいでしょうか。安いです。
S師団長とT連隊長は、もちろんグレードの高い「上カツカレー」でした。
さて、肝心のカレーのお味は…「な、なんじゃこりゃーー!」 (゚д゚;)
トマトの利いた、ミートソースのような、ハヤシライスのようなソースでした。
この、他では味わえない微妙なソースが、何度も味わううちクセになるのでしょうか、
銚子市民を虜にしている模様です。
カツのほうは、普通に美味しいです。ちなみに上カツは、厚みが異なるとのこと。
なお、S師団長には今回もご高配を賜り、ご馳走になりました。
毎度のことながら、この場を借りて厚く御礼申し上げますm(_ _)m
「どうせなら、遠慮せずに上カツカレー大盛にしておけば良かったナ」と、
Z工作員とヒソヒソ話ながら、店を後にしました。
さて、仲ノ町駅に戻った一行は、銚子電鉄の終点、外川を目指します。
それにしてもこの駅、昭和の下町の路地裏風情とでも申しましょうか…
ホームに置かれた冷蔵庫?や段ボール、「ヤマキしょうゆ」の木製長椅子、
そして異様に低い軒下…何と素晴らしい雰囲気なのでしょう。
幅70センチほどだけ無理やり嵩上げしたホームが、なんとなく泣けます。
仲ノ町14:44乗車。最初に乗った車両と同じ、デハ1001でした。
車内は相変わらず混んでいて、終点まで立っていくハメに。
そんななか、とても熱心な地元鉄道少年(推定小学6年生)が、
同じ匂いを感じたのでしょうか、あろうことかS師団長に絡んでくるという
微笑ましいシーンが繰り広げられました。
「電車、好きですか?」 「どこから来たんですか?」
少年は新聞記者よろしく、車内の他の乗客にもインタビューを敢行していました。
彼の将来が楽しみであります。
途中の交換駅で、反対側から湘南顔の2000形がやってきました。
電車は、住宅地や畑のなかを、コットンコットンと、のんびり走ります。
外川まで、せっかくなので、先頭展望を堪能します。
外でカメラを構えている人もチラホラ見受けられました。
運転席を眺めながら、この電車よく動いているな~と感心している間に、
終点外川に15:02到着。20分程度の旅でした。
外川では、シーラカンスのようなデハ801と並びます。
この駅もまた素晴らしい雰囲気の駅舎です。
さすが、NHKの朝ドラの舞台となった駅だけあります。
案内看板によると、昭和60年くらいに放映された「澪つくし」だそうです。
このあと一行は、短い時間ですが外川港まで街歩きを楽しんで参りました。
外川の街…というか、漁村と言ったほうがシックリくるかもしれません、
道が狭く、坂が多い地形で、大海原と西日が印象的な漁村でした。
このあと一行は、犬吠駅まで電車で戻り、せっかくなので犬吠崎灯台を見物して
参りました。何てことはない場所でしたが、初日の出のご来光見物には、大勢の
お客さんが訪れるのでしょうか。
もうすぐ日が暮れます。足早に犬吠駅まで戻り、銚子電鉄名物の濡れ煎餅を
試食&購入して、帰路につきます。
そういえば、銚子電鉄本社のある仲ノ町駅と比べると、この犬吠駅は立派過ぎですね。
反対側から2000形がやってきました。あれ?この電車、銚子寄りは湘南顔なのに、
外川寄りは貫通扉が付いていました。さっきは気づきませんで。
急遽、この電車でもう一度外川駅まで行ってから、銚子まで戻ることにしました。
弧廻手形(フリーきっぷ)が威力を発揮します。
夕暮れ迫る外川駅の、ホーム軒下を照らす白熱灯。いい味を出しています。
今回は日帰りの強行軍となりましたが、なかなか充実しておりました。
ここ数年、レールファンの裾野が広がっているようで、今回の旅も、
ファミリーやカップル、女性の姿がけっこう目につきました。
地方民鉄の多くは、道路網の発達によるモータリゼーションの加速や少子高齢化、
あるいは過疎化によって、年々その事業運営が厳しくなってきていると聞きます。
一方で、交通弱者と呼ばれるご老人や学生には、無くてはならない移動手段であり、
高齢化社会を見据えたまちづくりの観点からも、「人をはこぶ」「人がつどう」
鉄道、そして駅の持つポテンシャルは計り知れません。
それでも、経済性・採算性という概念には抗えず、また、どこかの地方で、
弱小ローカル線が廃止となり、消えてゆきます。
交通インフラという括りで考えれば、鉄道も道路と同様に、維持管理にかかる
コストは採算性ではなく便益性で計るべきだと思います。
そうなれば、例えば道路に投下されている巨額な財源のなかから、ほんの数%でも、
地方鉄道の維持管理費用に振り向けることによって、多くの廃止カウントダウン路線を
救えるのではないでしょうか。
…何だか思想めいたことになってしまいました。
素人が偉そうな事を言って、すみませんm(_ _)m




























こんばんは
この鉄旅も最高に良いですね
皆さん計画する1コースですね(^^)
デーゼルの音は最近少なくなったので貴重ですよね
by よしくん (2012-02-19 19:22)
このコースも楽しそうですが、お仲間の皆様も楽しそうな方々のようで
楽しさが伝わってきますw
カレーが食いたい・・
by OCEANBREEZE (2012-02-20 07:38)
> よしくん様
いつも有り難うございますm(_ _)m
確かに、当日は同行程で回られていた同業者さんもお見受けしました。
久留里線もそうですが、房総はディーゼルカーを満喫できて良いですね(^^)
> OCEANBREEZE様
いつも有り難うございますm(_ _)m
同行の士は会社のメンバーなのですが、連隊長は結構な
お偉様、師団長はトンデモないお偉様でして…
会社の外では全然気を遣わないボクは、出世できません(^^;)
銚子のカレー、B級テイスト炸裂で、オススメですよ(^^)
by ug-tak (2012-02-20 19:09)
効率化だけの優先は文化がないですね。
by ねじまき鳥 (2012-02-20 23:17)
> ねじまき鳥様
いつも有り難うございますm(_ _)m
つい先日、50年前に廃止された地元の路面電車の廃線跡を
調査したとき、行きずりのお婆さんから、往時の路面電車に
まつわる思い出話をお聞きすることが出来ました。
廃線跡は既に跡形も無く、路面電車がそこを走っていたことさえ、
市民から完全に忘れ去られているのだろうと思っていたのですが、
半世紀経った今でも、お婆さんの記憶に電車の思い出が色濃く
残っていることを知り、鉄道はそこに住む人々に、とても密接な
存在で、人々の生活に深く深く根付いているんだな、と改めて感じました。
鉄道の魅力とは、そんな所にもあるのでしょうね(^^)
by ug-tak (2012-02-21 22:07)
千葉のローカル私鉄を大満喫した旅ですね〜!
関東近郊にありながら、手軽にローカルムードが楽しめる
千葉の中小私鉄は最近人気のスポットのようですね。
そしてそれに応えるように、ローカルなイメージを崩さない
いすみのキハ52や銚電の2000系などが運転されているのは、
一鉄道ファンとして嬉しいかぎりです。
by あおたけ (2012-02-22 19:39)
> あおたけ様
いつも有り難うございますm(_ _)m
千葉、いいですよね~。ボクは静岡在住なのですが、
日帰りで手軽に巡ることができて、大満足でした。
今回は乗り鉄に徹しましたが、次に行くときは、
途中下車して走行風景を撮影したいです(^^)
by ug-tak (2012-02-22 23:00)